[コメント] カビリアの夜(1957/伊)
つらくてつらくて、ちょっと見ていられない。『道』のように最後の最後で救いを感じることもなく、こんな物語を考えたフェリーニには文句の一つも言いたくなってくる。とか言いつつ映画としてはとても素敵で、胃をキリキリさせながらも見続けてしまった。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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カビリアの最後の笑顔で納得させようだなんて、個人的に絶対に無理。そんなことぐらいでは私は納得できません。
オスカー、私は君がザンパノのように泣く姿を見たかったのです。
また、カビリアの眉毛はどうしてあんな中途半端な長さなのだろう。些細なことだが、運気を更に逃がしそうで気になった。
ワンダ、書き足してやってくれよ。おせっかい!と言われるだろうけど。
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2001年9月18日:
ドドさんのレビューを読んで、ずいぶん救われた思いがします。
今までは(1)の<悲しくて悲しくて仕方がないのに、それでも微笑み返してしまうような究極に無垢な心の持ち主>と思っていたのですが、今後は(2)の<悲しくて悲しくて仕方がなかったけれど、それでも前向きに人生を歩んでいこう・人生は楽しいものなんだという強くポジティブな笑顔>と思うことにしたいです。
いや、何が何でもそう思うことにする。たとえフェリーニに反論されても。
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