[コメント] 裁かるるジャンヌ(1928/仏)
本で読んだ時よりも、ぐっと近くにいたジャンヌ。だからこそより胸がしめつけられる。苦しい内容にクローズアップ多用というみせかたは圧倒感がすごく、みおわったあと胸がいっぱいでしばらく何もできなかった。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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ジャンヌのはっきりとした瞳、大粒の涙、スローモーションのように微妙に変化していく表情。司教たちの片目に映るたくらみ、笑い顔のいやらしさ。
かなり長時間に思えた火刑の場面は、苦しくて苦しくて泣きながらみた。そこで終わりではなく民衆の暴動まで描いていたのが丁寧。
みたあと、小さい頃読んだ本を引っ張り出して再読しました。映画の中で指輪を取られてしまうシーンがありましたが、これはもともと彼女のお母さんが大切にしていた指輪で、戦いの前に合流したジャンヌの兄たちが母から預かってジャンヌに渡し、それ以来ずっと右手の薬指にはめていたものだったようです。
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