コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] 蝶の舌(1999/スペイン)

少年はずっと先生の事を忘れない。自分が言った事も忘れない。まだ幼くて泣けなかったモンチョの代わりに、私が泣いた。
づん

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







子供の頃は吸収出来る事全て吸収出来る体制が整ってる。

大人になってから自分にとって不要と思われる知識や思想を棄てていけばいい。

小さな子供に今すぐその作業をしろと言えば混乱するに決まってる。

それがモンチョのように賢い子だったとしても。

モンチョは自分自身が発した言葉の意味を理解していないんじゃないかと思う。

けれどもあれが彼の精一杯だったのは間違いないと思う。

先生にもそれは伝わっていると思うし

モンチョが大人になった時、先生から教えてもらった思想を排除する事に決めたとしても

先生と過した日々を忘れないでいてくれればそれでいい。

(評価:★5)

投票

このコメントを気に入った人達 (4 人)Pino☆[*] 町田[*] ことは[*] tredair[*]

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。