[コメント] ムーラン・ルージュ(2001/豪=米)
出演者が「楽しそう」。「楽しそう」なのを見せられて本当に楽しめるのでしょうか。
例えば、子供が楽しそうに笑って遊んでいるのを見て思わず微笑んでしまう事はあります。
例えば、クラブで一人でお酒を飲んでいるとき、大声で叫んで踊っている人たちを見たとき何か嫌な感じがするときもあります。
「楽しそう」が本当に楽しいわけではありません。場合や人や感情に左右されます。
自分がその楽しさを共感できたら楽しいです。
私はこの監督の凄いテクニックでも「楽しさ」を共感できませんでした。
「おい、おまえ。俺のテクニックで楽しませてやるよ。楽しそうだろ。俺はなんでもできるんだぞ、映画のことは何でも知っている、オマージュなんてお手の物さ、音楽もシェイクスピアもなんでもござれ。楽しいだろ。ええ。」
そんな監督の気持ちだけはよく伝わりました。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (6 人) | [*] [*] [*] [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。