[コメント] 耳をすませば(1995/日)
ラストシーンが唐突に感じるのは、「少女漫画」が何たるかを表面的にしかなぞっていないからでは。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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美しい町並み、本好きで夢見がちな女の子、バイオリン職人を目指す少年、といった優しいディティールを生かす為には、映画としてはもっと「少女漫画」から離れるか、ないしはピッタリとなぞるか、どちらかにした方が良かったのでは。少女漫画といってもいろいろあるが、200万乙女のバイブル(だっけ?)的な表現をするならば、主人公があんなヘタレな小説しか書けないせつなさなんて書く必要ナシ。それってやっぱり大人からみた視点。もちろん大人の視点からみた少女漫画だってあるが、この映画はそういう表現ではない。大人の視点に「少女漫画」の皮をかぶせようとしている。だからこの映画はみずみずしく美しいのに、どこか中途半端な印象残す。
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