昔の人は蜃気楼とは、海の沖合で巨大なハマグリが潮をふいて、その潮が見せるマボロシだと思っていたそうだ。

そんな事を思い出させる、「昌平・性のメルヘン劇場」

見果てぬ夢のセックスの世界を、牧歌的にメルヘンチックに描いてみせる。しかし、そのメルヘンが「あんまし気持ちよさそうでもない」のはいかがなモノか？

だって、清水美砂が常に「ブラ装着」で「オッパイに鉄壁の守り」なのが気になる。 せめてブラからオッパイははみ出させていてくれ。 そして役所広司にもみしだかれて、ﾊｱﾊｱしていただきたかった！ もっと全身で食いつくようなセックスを！！（壊）

でも全編に漂う、死を目前に控えた老人の諦観みたいなものはヨカッタ。 その部分も「喰らいつきあい、貪り合うようなセックス」があってこそ映えるのではないか？ そんな事を思いながら「オッパイ見せろ〜」と言いつつ鑑賞。