[コメント] ロード・オブ・ザ・リング(2001/米=ニュージーランド)
映画自体に圧倒され、ラストでは泣いてしまいました。 あのスケールの大きさ、そして物語──というより”歴史”──に呑み込まれ、そして仲間たちの友情に涙したのです。 もともと読書好きなので、早速書店で「旅の仲間・上」をゲットし、三部作全てを読破しました!
原題「ザ・ロード・オブ・ザ・リングス」の意味は、「指輪の主(ザ・ロード)」……サウロンのこと? 又はフロド? と思いましたが、どうやら本当の意味は、エルフに贈られた三つの指輪、ドワーフへの七つの指輪、人間への九つの指輪を支配している「一つの指輪」を指しているそうです。そう、ポスターでフロドが掌に載せているあの小さな金の指輪…それこそが、この物語のタイトルなのです。日本語のタイトルが「指輪物語」だから深く考えなかったけれど、本当はこんな意味だったのですね。
ところで、映画を見終わった後に何か違和感を感じ、ネットで調べてみたら、やはり字幕にマズイところがあるようでした。
リンクフリーだそうですので、貼らせていただきます。映画を既に見た方には一見の価値ありだと思います⇒http://members.tripod.co.jp/gollumone/
字幕のどんな所がマズイかというと、ちょっと違うどころではなく、話が違ってしまったりするみたいで、週間文春にも特集された(5/16号)そうです。
ネタバレにならない所で例を挙げると、来年の「二つの塔」の予告編で
「ガンダルフが見つけたか/ゴンドールの失われた王を」 の 「ゴンドールの失われた王」 が 「失われた王国ゴンドール」……全然意味違うじゃないか!(汗)
どうやら戸田さんは、ロードオブザリングに何の愛情も持っていないようです…。 最近の他の映画でも翻訳が荒れていたそうですし…(涙)
特にボロミア関係が、誤解を招くような字幕炸裂のようです。あぁ、ボロミア…。
その他、高貴なエルフにあるまじき言葉遣いで喋っていたり、勝手に創作されたようなセリフがあったり……。 調べて見比べてみると、吹き替え版のセリフの方が正しかったので、私は今週末に友達と吹き替え版の方も見に行こうと思います。 字幕版だと庭師だと紹介されていなかったサムも、吹き替え版では「庭師のサム」とガンダルフに言って貰えているようだし(笑/これは英語でも言われていないらしい) でも、サムがフロドの家の庭師だと知らないと、「何でこのヒト他人の家の軒下で草刈ってるの?」と思うことに…(私も思いました) そして「何でこのヒト、親友を「様」付けしてるの?」と思うことに…(私も思いました) 更に「何でこのヒト、さっき「フロド様」って言ってたのに今度は「君」なんて対等な呼びかけしてるの?」と思うことに…(いや、これは字幕がマズイからです)
色々書きましたが、この圧倒的な喪失感と静かな悲しみに満ちた映画を再来年まで観られることを思うと嬉しくてなりません。待ちきれなくもあるけれど(笑)
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