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[コメント] ロード・オブ・ザ・リング(2001/米=ニュージーランド)

息子の部屋』を観に行ったら、ちょうどこの映画の先行オールナイトの日でした(そしてまだ観てません)。マリオンで死ぬほど行列が出来てて、マスコミのカメラも少し来てて「おぉ〜。」と思いました。その次の瞬間何を思ったかというと、
むらってぃ大使

こんなこと書いて分かってもらえる人がどれだけいるかわからないんですが、トールキンの世界にしても、ハリポタにしても、子供のためのエンターテインメントだと思うんですよね。多分。

或いは、マニアな方々のためのものだったというか。ドラクエとか、FFなんか僕は小学生の時にシリーズ初期のものをちょこっと触った程度でしたが、ウィザードリーとかも一応やりました。でも、それってすごいディープなものが世の中にちょうど出てきた頃だったと思うんですよね。恐らく、銀河英雄伝説とかも大まかに言うと同じ部類に入るんじゃないでしょうか。それらが究極的に洗練されたものが宮崎アニメなのではないか、と今書きながら思っているんですが。

それが、これだけ世の中一般の人に受け入れられてしまうという事実。

これは、小学生なり中学生だった頃の自分が夢見ていた世界に世の中が追いついてきたのかというと多分そうではなくって、世の中の人がますます世の中そのものから逃避したくなっているのではないか、という気がするとちょっと心配です。

この映画を観て現実世界に生きる希望を持とうと思うような想像力のある人がどれだけいるのかわかりませんが。

いや、苦言を呈してもしょうがないんですけどね。なんとなく。そして、僕は小学3年生だった当時観た『ネバー・エンディング・ストーリー』に思いを馳せるのでした。

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