[コメント] ピンポン(2002/日)
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
ずっと、残る。頭の中にずっと残ってくる。真っ白でまっさらな映画。気に掛かって仕方ない。この映画を見た後の感覚を適切に説明する言葉を残念ながら私は知らない。「面白い」とかいう感じの映画じゃなくて、かと言って「つまらない」と思った訳でもない。どちらかと言うと「面白い」と思ったと思う。とりあえず、「好きな感じの世界観の映画だな」という感じだろうか?
何となく、私的な感覚で言うと『アメリカン・ビューティー』を見た後の感覚に近いかもしれない。気高い…とかいうのとはちょっと違うかもしれないが、「卓球」というスポーツをここまで真っ白に崇高に描いたのは、多分この映画が初めてなのだろうな…と思った。1対1の相手と自分だけの球の打ち合い、精神のぶつかり合い、真っ白な世界。
どんなに言葉を書いてみても、どう言っていいのか全く思いつかない、ペコとスマイルはとてもカワイかった。アクマに共感できた。笑えるシーンが多々あった。そういう風に部分的な感想を述べるのは簡単だ。でも、どれもこれもこの映画の感想や私の思いとしては空回りする。不思議だ。すごく不思議な感じ。堪らなく後を引く。真っ白だ。自分も、映画も真っ白。一番自分の思いに近い言葉は「真っ白」なのかな……?感想も言いにくいし、点数も付けにくい。0星にしても良かったが、とにかくはっきりしてるのは私はこの映画が「好き」という事なのだ。興奮するのでもなく、情熱的でもなく、とにかく真っ白。でも「好き」だ。だから5星。
全然うまく説明できないので、とりあえず思いついたら追記修正します…。
ああ……この感覚、この正体を、誰か本当に教えてくれろ
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (6 人) | [*] [*] [*] [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。