[コメント] スパイキッズ2 失われた夢の島(2002/米)
ライバル兄妹の出現、強烈な祖父母の初登場、「そんなの出すなんて、ちょっとズルイんじゃない?」ってくらいキュートな昆虫メカ(メカのくせに体をカキカキして可愛い)、そして「それはいくらなんでも無茶!」なモンスターまで盛り込んでもうお腹いっぱい。
ロドリゲスは絵だけで笑わせるシーンがホントにうまい。冒頭のパーティのシーンなんて、次から次へとよくまぁ浮かんだもんだってぐらいにワンダフル(というかアホ)なシーンのつるべ打ち。
続編モノはよくネタ切れが懸念されるけれど、今回は戦略事務局(OSS)にスパイキッズ(SK)部門が新設。プロのスパイキッズとして積極的に任務に取り組む主人公2人に、当然ライバルが出現。つまり本作から見て前作は「スパイキッズが出来るまで」であり、これから本当の活躍が始まるのさ! という位置づけになっている。
逆に続編モノの愉しみといえば「お約束」だが、本作で見えてきたのは「ドジばかりの弟が大人に対してサラッと真実を告げる」。これが後でちょっとイイ場面に繋がるパターンが定着しそう。
ライバルの妹ガーティ役のエミリー・オズメントは『シックス・センス』のハーレイ・ジョエル・オズメント君の実妹だけど、こまっしゃくれた可愛らしさで上手い。ライバル兄は「この映画にこんな役で出るには微妙に恥ずかしくないかな」って年齢なのがまた笑えて良し。
エンディング後のオマケ映像で本編とは関係ないと思われるので「ネタバレなし」で書いちゃうけど(もしネタバレだと思った方はご指摘下さい)、カルメンとジュニを潜入捜査のためにアイドルにしちゃうなんて、あくまでも子供たちの夢を叶える映画を撮りたいというロドリゲスの愛情を感じて嬉しくなった。大人顔負けのスパイに、大人気のアイドル…子供なら一度は憧れるじゃないですか!?
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