[コメント] ボウリング・フォー・コロンバイン(2002/カナダ=米)
行動力のなせる所業を目にすれば、確かに奮い立つものを感じはする。しかしスクリーンから私のもとへ主に漂って来ていたのは、まんざら覚えのないでもない、あの匂いだった。
あの、結構その辺でもよく見かける、頭の良い人ほどそうなりがちなのかもしれない、「他人の話を聞かない人」のきっつい匂い。そして、インタビューとは「他人の話を聞く」ことそのものなのであって、相手が答えられないような質問を用意し並べ立てたり、答えを予想して誘導したりすることではあってはならないのではないかと、そう思う。
マリリン・マンソン氏が、(少々その名にそぐわないこんな敬称を付けて呼びたくなるほどに)際立って知的な人物であったのがやはり印象的だった。
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