妄想オチでは片付けたくない何かがある。素直にタイムスリップの方がしっくり来る。オババにも二人の先生達にもそれは見えていたように思えるし。ラストの母親や彼女の表情、あんな違和感、覚えがあるようなないような。

全てを引き受けてそうする以外に断ち切る方法のない運命のループをぐるりと一巡。いや、こちらからは未来に見える部分にあるキーワードが、映画の前半から多く逆転登場することから考えると、ループは本当は二巡・三巡、あるいは無限だったのかもしれない。その最後の一回を見せられたのかも。ちょっと考え過ぎ。

時間というものについて奇妙な講義をされた気分だ。