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[コメント] 13階段(2002/日)

サスペンスとしては粗が目立つものの、山崎の刑務官としての職業に対する視点と、死刑制度への疑問、また刑期を終えた青年(反町)の再生という部分が丁寧に描けており、考えさせられたので★4つ。
TOBBY

**ネタバレ注意**
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ミステリー作品としてのみ着目してしまうと評価は下がります。なぜなら、天涯孤独の死刑囚(宮藤官九郎)を大杉漣が無益で多額の資金を出し擁護しようとするので、その時点で真犯人が歴然としてしまいそこで終わってしまう…。息子を殺された井川比佐志が釈放された反町隆史に恨みを込めて他人の罪を擦り付けようと画策を練るのも、あまりにも用意が周到すぎる。素人が指紋採取など困難なはず。しかし職業柄から受刑者の過去に苛まれる山崎努と、服役後のやはり自身の罪の過去に苛まれる反町隆史とを立場は違えど殺人というキーワードで繋ぎ、丁寧に二人の再生を追うアイディアや描写、また現実問題として問われる死刑制度や人間性の在り方などの提示が胸に響きハッとさせられた。演出法としては山崎反町が同時にそれぞれ違う場所で危機に陥るクライマックスが新鮮だった。演技に関しては山崎は相変わらず安定しているが、意外に反町が魂の抜け殻のような不安定な青年像を好演。脇では反町の父親役の深水三章が光る。居酒屋で山崎反町に理性について語るシーンは青少年に聞かせたい。サスペンス作品としてではなく、ヒューマンドラマとして人が考えるべき問題を幾つか胸に残してくれた。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (5 人)死ぬまでシネマ[*] トシ[*] ことは[*] セント[*] makoto7774

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