[コメント] 呪怨(2002/日)
映画を見終った人むけのレビューです。
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「わっ」と出てこられて「うぉ!」とビビって、後は「(´_ゝ`)ふーん」て感じでしかない。まず、ユーレイのオバさんが動機不純のまま、呪いの家に関係した人を無差別に殺しても何も怖くはないのだ。この映画に得体の知れない不安感や恐怖があったか?最初からプロットの構成が出来ていないために、そんなものを感じることはまったくなかった。
この映画では、幽霊が突然出てきて「あービビったー」という感覚しか持てないし、そんなシーンというのは大抵、観ている間に免疫が出来てしまうのだから怖くも何ともない。
つーかユーレイのオバさん。まず動機聞かせろや。ただ家に入っただけの人を殺す必要性など、どこにもないだろうが。つーかいちいち這うなよ。屋根裏に運ぶなよ。まずとしお君の遺体、見つけてあげようよ。
必然性のない死をいくら恐怖的に演出しても観ていてちっとも怖くない。まず幽霊となった人間でも生きている人間でもいいから、もっとしっかり人間そのものを描かないことには物語も見えてこないし、感情移入ができない。例えラストで大爆笑しちゃっても、じわじわと恐怖が迫ってきて、母親の心境にも頷ける『リング』の方がまだいい。『リング』が話題になったのは物語そのものに親近感があったからだ。呪いのビデオなんてものは、どこにでもありそうであり、しかもそれを子どもが観てしまった。そして一週間という定められた時間が刻一刻と過ぎていく・・・
で、これはというと・・・呪いの家に入った。襲われた。死んじゃった。何じゃそれ!?って感じだ。
とりあえず伊東美咲がいい。というわけでプラス★1(ていうか、伊東美咲もキャーキャー言ってただけのような・・・)
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