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[コメント] 至福のとき(2001/中国)

字幕なんて読んでられない。ちょ、ちょっと、そこでストップ×4。
ピロちゃんきゅ〜

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







幸せ3部作の最後を飾るってわりにはちょっと違う。はたして「幸せ3部作」ってキャッチコピーはチャン・イーモウが本当に言ってるんだろうか?こっちが勝手に作ったコピーじゃないの?とまあ、キャッチコピーは売れる為なら嘘もつくって事で、実際はどっちでもいいんですが、今回の映画はチャン・イーモウにしてはパンチの足りない出来だったっす。正直3点でもいい。でも、ドン・ジエをどどーんと持ってきた。ばばーんと下着姿で歩かせた、ががーんと…まいいか。それらだけでも4点の価値がある(恐)。

と、下着姿に絞ってコメントしてるわけだが、彼女は画面で見る限り、おれの好みとはちょっと違う(胸と脚は最高っす!ビバ美(微)乳)。プロモで来たときの彼女のイメージでは「けっこう来るか?」と思わせたんだけど、ずいぶん違ったわけで〜、ま、この映画の内容でふくよかなほっぺや顎で登場されても困るか…。オレが受けたイメージはどっちかというと、(昔の中谷美紀+昔の中嶋朋子)/2。はかなさと可憐さと幼さを併せ持つこの娘でなければ、この役は勤まらなかったのは確かだ。例えば勝野雅奈恵がこの役をやったとしたらそら恐ろしくなる(くわしくは『あの、夏の日・とんでろじいちゃん』を鑑賞してください)。しかし、今回はやたらと太った人をだしてきたねぇ。豊かな人(天童よしみとあっぱれの海くん)だけじゃなく、貧しい仲間(岡田斗司夫)までも太らせて。ちょっとやりすぎだよ(泣;)。

そんな太った人だらけのキャスティングにありながら、一番どうしようもないのが主演のチャオさん。根はいい人でも、ホラ吹きだしな。案外、嫌な役であるはずの天童よしみが冷静に見ると「まっとうな人」で、単に「あんなカワイイ娘を虐めてなんて悪い奴なんだ!」って見えるだけの話。そりゃ、ハーゲンダッツは高いわな。息子はかわいいしよ(あの頭半分のズームには最高笑った)。あの娘は無関係な娘だしな、正直。金もって逃げた男からの手紙を「たいした内容じゃない」って読まないのも、本当にたいした内容じゃないし(いい方に考えれば彼女の配慮から読まなかった、とも言えるでしょ?)。明らかに怪しい自称「経営者」の男の身元なんか調べて当然っしょ。唯一、おばちゃんが積極的に「あんま室」での就職をあっせんしてやればいいだけの話なんだが、ま、そこは置いとこう。中国もきっと不況なんだよ。最終的には、チャオさんとドン・ジエちゃんが年齢差をものともせず、くっついちゃいました。みたいな事になるのだろうか?と不安に思ったんだけど、意外な「幸せ」だったね。チャン・イーモウ得意の高速スライダーって辺りだろうか。

まあ、こんだけ言っときながらナンですが、内容がどうだ!というよりも、チャン・イーモウのフェティッシュ爆発映画という感が拭えない(←これが結論)。が、誰からも「あの娘かわいいよね」と言われるような娘を探し出す能力は日本のどの芸能事務所のスカウトマンよりも優れているかもしれない。チャン・イーモウ作品でピロ様の映画を見てみたいなんてちょっと思うわ(ノーブラでTシャツは禁止)。ピロ様がムリならあおいたんでもいいな(ノーブラでTシャツは必須)。とにかく、恐るべしチャン・イーモウ。あなたに一生ついていきます。

(評価:★4)

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