[コメント] 黄泉がえり(2002/日)
つっこみたいトコロは数々ある。あるが泣けた。泣きすぎて何かスッキリした気分。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
原作は梶尾真治だそう。ナルホド、このうえなく切なく情緒的なストーリーを成立させるためにSFのガジェット(やっぱりソラリスですか)を用いるというのは彼らしいと思った。
極楽の山本は、生きることに不器用なキャラクターを演じていて、最初その演技の下手さにかなり引いてしまった。でも黄泉がえった兄との絡みを見ていくうちに、そんな不憫な弟を思う兄の気持ちに激しく共感し、クライマックス近くのキャッチボールのシーンでは嗚咽がでそうなほど泣いてしまった。山本圭一は(演技力はともかく)全体の雰囲気によくマッチしていたと思う。
草薙剛があんな演技をするとはちょっと意外に感じた。意図的に抑制していた感情が一気に爆発するシーンは効果的だったと思う。
コンサートシーンは、いかにもクライマックスらしいクライマックスで、「ああ、映画見たなぁ」という気にさせてくれて、ワタシは良いと思います。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (6 人) | [*] [*] [*] [*] [*] [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。