[コメント] ミニミニ大作戦(2003/米=仏=英)
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
オリジナルは未見。意外にも地味な面子が派手なことをやってのけます。それがマーク・ウォールバーグ演じるチャーリーの真意だったのかもしれません。後半は完全にノートン演じるフレデッリへの復讐。(限りなくチャーリーとステラはね)ラスト、チャーリーなんて「目的は金じゃなかった」なんて言ってますし。緻密な計画もさるごとながら彼の執念も凄いもんです。この映画はコメントにも書きましたがプロットに全く無駄がないです。強いて言えばフレデッリに従弟(だっけ?)を殺された親父の存在くらいか。この映画にシャーリーズ・セロンのお色気を期待して観に行っては駄目だ!(笑)そんなわけで彼らの秀でた能力が際立ち、金塊強奪の面白さが増幅してくるわけです。一瞬、泥棒に憧れること必至(なわけないか。でもコイツらは格好良いね)
一番人気がありそうなのはセス・グリーンの兄ちゃんでしょうね。Dr.イーブルの息子でもある彼は、この映画ではニックネームがナップスターという爆笑の設定。あまりにも当時のエピソードを彼が語るのでステイサム演じるハンサム・ハゲ・ロブが一言「いい加減うるせーよ」・・・・いかん、クスクス笑ってもうた。セス・グリーン出演の映画ではコメディの『ラットレース』が面白いです。オススメ。こうやって考えるとアホ映画の微妙なテイストには欠かせない存在なのかもね(苦笑
そもそも、この映画を観たきっかけは「ノートンが出演してるから」ってないい加減な理由なのですが、彼は悪役なのか・・・。予習が足りなかった分、その意外性(型にハマりすぎだけど・・)が楽しかった。こいつはキレのある悪役を演じさせたら無難に、いや、それ以上の演技を淡々とこなしますからね。凄いです。余談:ノートンにはパラマウントとの間に3作出演の契約が残っていたそうです。しかしこの作品出演に難色を示していたノートン。案の定、パラマウントには訴えるぞなんて脅迫されちゃったりしたそうです。まぁでも、ファンにはあのチョビ髭が堪らないことでしょう笑。金塊を奪われてたまらず唸ってまう彼が格好良すぎることでしょう・・。彼が豪邸で金塊に目をギラつかせてる彼を想像してるだけで面白すぎるでしょう・・ね。
この映画を機にオリジナルを観てみたいと思う。楽しみだ。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (7 人) | [*] [*] [*] [*] [*] [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。