[コメント] レオン(1994/仏=米)
随一のシーンを挙げるとすれば、買い物から帰ってきたマチルダが自宅での異変に気付いて足を止めずにレオンの部屋のドアの前で泣いて請う姿を、鍵穴越しに撮る場面だろう。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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ところが、そのような極めて切実さに溢れるシーンの直後に、ブタの鍋つかみなどで脱力させ、抵抗もなくあっさりと殺し屋である素性を明かしてしまうという慎みのなさ。このキャラクタリゼーションと映画のテンションに対するいい加減な態度はどうなんだろう?これはもう「緊張と弛緩」などという修飾で語るようなものではなく、無神経としか表現のしようがない。
全体にマチルダの造形も一貫しない。それを少女特有のつかみどころの無さというのもちょっと違う気がする。単に都合よくその場その場でキャラクタを弄んでいる感じがする。それに応えてしまうナタリー・ポートマンも凄いのだが。
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