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[コメント] 大決戦!超ウルトラ8兄弟(2008/日)

大の大人が何故この映画を見て号泣するのか?
代参の男

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







もはやウルトラマンは子供だましのドラマではなく、親子代々にわたる夢と希望の大河ドラマの領域に入った。 となりに息子を座らせ、親の自分が感動するなんぞ恥ずかしいと思っていたが、息子は平成3ウルトラマンの変身シーンで興奮し、親は昭和の老いた4ウルトラマンが変身するに至って不覚にも涙を流した。何故だ?

「ゴジラ」のレビューでも書いたが、特撮は日本が世界に誇る文化である。CGなどは論外だ。あくまでも特撮である。着ぐるみではあるが、一度見たら忘れることのできない見事な造形の怪獣の数々。怪獣がいて始めて成立するウルトラマンシリーズのコンセプト。バルタン星人を知らぬ外人はいても、日本人ならバルタン星人といえばあの形と声が眼に浮かぶであろう。 光の国と言えば、M78星雲である。夜空に輝く星を見れば、それはウルトラの星と答える。 そのくらい、我々の心の中にウルトラマンシリーズは刷り込まれている。 昭和40年代のあの時、そこにいた日本の制作スタッフが終戦後の日本の「希望」と「夢」を注ぎ込んだからこそ、ウルトラマンは誕生し、40年以上にわたる大河ドラマになったとも言える。 このシリーズには日本人の正義やメンタリティの本質が流れている、と思う。 日本人にしかウルトラマンが何故存在するのか共感できないのではないか?

映画館で泣く、という経験は久しくなかったが、思わず本当に号泣してしまった。 ストーリーのあら探しや、CGのヘタレなどはどうでも良い。

ヒーローとヒロインがそれぞれカップルになって幸せな生活を送っている、ということを「パラレルワールド」というキーワードで脚本を書いたのは正解であった。

本当にわくわくするのは、いつも本ストーリーの後日談を聞くときだ。(だから特典映像の誘惑に負けてしまう)

(評価:★5)

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このコメントを気に入った人達 (3 人)sawa:38[*] 水那岐[*] クワドラAS[*]

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