[コメント] チェ 28歳の革命(2008/米=仏=スペイン)
キューバ革命は成功した。。しかしゲバラの抱えていた疑問はまだ解決していない。。
21世紀に入った今でも、さらに悪化している。。。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
この映画がゲリラ戦を軸に淡々と描かれるのは、ゲバラの「ゲリラ日記」からきているから仕方がない。
革命という名を借りても、ゲリラ戦=人殺しという図式は拭えない。 しかし、なぜそれが支持され続けるのか。。 そしてなぜ人々に愛されつづけるのか。。
組織の中でも異彩である彼が、戦いの合間でもキューバ人がキューバ人として生きていくために必要な教育を兵士たちに説いていく。。「祖国か死か」を唱えながら。。 ギャップがありすぎる現状だからこそ、その人間性が際立つ。
祖国を犠牲にし、大国に身売り寸前の中南米の現状を世界に突きつけ、 今や、大国を凌ぐ、医療制度と教育制度。さらに自給率70%以上という夢のような 国に変身したキューバを目の当たりにしているから、「キューバ革命には意義があった」と単純な私は感じてしまうのかもしれない。
もっともっと彼を必要としている国民がいたことは事実で、 カリスマがカリスマであり続ける理由を見出せる気がする。。
「39歳別れの手紙」 とても楽しみ。。。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (2 人) | [*] [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。