コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] マリッジ・ストーリー(2019/米)

チャーリーには基本的に不満はなく、ニコールが自分らしく生きたいという「女性のための離婚」のススメのようにも見えるが、お互いがため込んでいた思いをぶちまけるシーンが身につまされる。やや鼻についたオシャレ感があったノア・ボームバックが今作で実力炸裂した。
jollyjoker

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







離婚に対する女生と男性の捉え方の違いが分かりやすく、ノア・ボームバック自身の離婚にまつわるエピソードが多用されているとのこと。チャーリーアダム・ドライヴァーとニコールスカーレット・ヨハンソンが、ためていたものをすべて吐き出す後半のシーンは身につまされた。一生懸命対峙してきた。何が不満なのかわからない。嫌いではない。憎んでもいない。けれどもう一緒にやっていかれないというジレンマ。

オープニングでお互いの良いところをリストアップし、弁護士の前で読み合うという提案をしたのにそれをしなかった。エンディングで、リストを見つけたチャーリーのシーン展開が上手いと思った。

相手の良いところをリストアップするのは怒りや閉そく感を和らげるには良い方法かもしれない。しかしそれが生きていくための強さとなる反面、二人でいるためには裏目にでてしまうこともあるのだよなぁ。

人って難しいなぁ、人って勝手だなぁ。でも、だからこそ前進したり後退したりするのだろう。

俳優二人の熱演が素晴らしかった。

(評価:★5)

投票

このコメントを気に入った人達 (1 人)けにろん[*]

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。