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[コメント] 96時間(2008/仏)

セガール映画、ひいては復讐(or救出)映画を究極的に究極に突き詰めるとこうなる。
ドド

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







セガール、という言葉にもはや中年ボケのユルいイメージしか浮かばないので引き合いに出すのは躊躇われるが。

こっちは花の都が舞台のめちゃくちゃタイト、ヘヴィかつスピーディーな逸品。

リーアム・ニーソンを激強に見せるカメラワークが特筆もので、肉弾戦を肉弾戦らしく描くよりこっちの方がよっぽど効果的。

「娘がさらわれた」と唐突過ぎる報告携えてドカドカ家に押し入ってくるニーソンをなんの疑問反論なしにファムケ奥さんが受け入れるシーンなど、余計なことを描かないスタンスも徹底していて良い。

娘の首に刃物突きつけてる悪モンを一瞬で撃っちゃう最後も痛快極まりない。今まで色んな映画やドラマで観たシーンだけど、いつも「う、く、くっ…」みたいな葛藤が挿まれて結局何もできなかったり。でもこれはそんなもん一切なし! 気持ちいい! なんだ凄い人がやれば撃てるんじゃん! 

イメージを180度変えたニーソンはじめ、こういう“振り抜いた”感のある映画には★5の価値がある。

(評価:★5)

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