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[コメント] 花とアリス(2004/日)

キモイキモイキモイキモイ!脳内少女の媚態も失神男(嶽本野ばらをブサイクにした感じ)も首が短い雌ゴリラ(杏)を貶めて蒼井優ちゃんを持ち上げるその手法も。その全てが唾棄すべき映画。
ボイス母

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







「岩井俊二って他者との距離が測れない人なんだなあ」とシミジミ感じた。 だって、この映画の登場人物って「全部岩井俊二」じゃん。キモッ!!(汗)

ナルシシズム全開というか、ある意味「オレサマ映画」である。 ちょっとした事で失神しちゃうナヨナヨした性欲のカケラも無いようなこんな若い男の何処に魅力を感じろと言うのか。 ま、それが「ナイーブ(若くて馬鹿)」って事なのかもしれないが、ハッキリ言って、「見てて吐きそう」になったぞ、ワシ。

なんというか「少年の心を持った親父が自分を慰撫(オナニー?)する映画」であった。 あまりのキモさに嘔吐感に包まれて、「えーい、こうなったら岩井俊二ダイエットだー!!」と腹をくくって我慢して最後まで見た。 見たけど、あの広末涼子の扱いって。オーケーなのか?

シワだらけのリネンのスーツ。 なんともビザール感、フェチ感みなぎりっぱなし!(それこそ欲情汁がジルジル垂れているよう)なデザインのハイヒール。 これじゃあ「この女性はね、こんなめがねっ子ですけど、夜が凄いんですよ」と暗示されているような不潔さが有ってなんとも気味が悪かった。

多分、この映画はコメディなんだろうが、「イチバン笑った」のは「まるでキチガイみたいに花が咲き誇っているちょっと頭がアレな人の家みたいに見える主人公の家、玄関周辺」であった。 二番目に笑ったのが「別居しているパパと出かけた先での仲居さんが着てたマッキッキーの黄金色のタヌキみたいに見える和装」で、 三番目が、「主人公の母ちゃんの身もふたもないブラ&パンチー姿(しかしケツのカタチは良い)」であった。

あとは「なんでこんなキモイ男の何処を一体、好きになったんだか?」と首をかしげ続けて首の根元が痛くなる120分であった。

それにしても、昔から、「自分の目当てのカワイコチャンがいたら、その子の傍にいるちょっとブス目の女の子を、わざとイジメテ貶めて、気のある方の女子に優越感を持たせてから口説き落とす」っつーのはよく有る手である(子供っぽい)が、それを映画にして120分でこんなにもあからさまに見せつけられるなんて、こんな不愉快な経験は滅多に有る事ではない。

鈴木杏ちゃんのこの「雌ゴリラ扱い」は如何なものか? 同性としてやり切れない、可哀想過ぎて涙が出た。

蒼井優ちゃんのパンチラバレエシーンを撮りたいがための映画だったんだろうが、それにしてもなんて持って回ったやり口なんだ。信じられネエ。

それに加えてあの、「チュチュ姿大開脚シーン」を撮る視線のエログロな事よ! どんなにひどい下品なポルノよりも酷くて下品。 「これじゃあダーティ松本のバレエエロ漫画の方が百倍マシだ!!」とワシら夫婦に言わしめた岩井監督は筋金入りの変態である。

(評価:★1)

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このコメントを気に入った人達 (9 人)袋のうさぎ まりな[*] 赤い戦車[*] アリ探し[*] うちわ[*] きわ[*] トシ バック・フィーバー[*] ina

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