クリス・エヴァンスの映画ファンのコメント
けにろんのコメント |
アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン(2015/米) | 利己主義集団が共闘関係を確立するまでに軋轢のドラマがあった前作に対し、攻防軸が一方向になったうえ陳腐な「愛」への言及が安く甘い。2名の新規加入は結局既存キャラを押しのけ拡散希釈させただけ。敵ウルトロンの描写は今回はもろ『ドラゴンボール』だ。 | [投票] | |
私がクマにキレた理由〈わけ〉(2007/米) | 主人公がモラトリアムに自分探しするのは結構だが、何故「子守」なのかが、人類学専攻による研究志向だと言い訳してもかなり胡散臭い。それは、半端なファンタジー色を散りばめた描法の座りの悪さにも言える。ヨハンソン見てれば飽きはしないが…。 | [投票(2)] | |
サンシャイン 2057(2007/米) | 醒めた達観のようなものが全篇を覆っておりながら使命感も併存する世界がクール。規則的に回転する巨大アンテナが深層心理に及ぼす詠嘆と深淵がエフェクトとして効いている。そして、最後の1シーンの為に地獄を描き続けるボイルの姿勢には共鳴する。 | [投票(3)] | |
キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー(2011/米) | 虚弱ガキのマッチョ信仰が能天気でない分イジイジ感がイヤ増し鬱陶しい。で、マッチョになっても結構冴えないのが輪をかけてシミッたれており、さしたる活躍もせず意気揚々と凱旋されても困る。ドクロ仮面めいた敵キャラも脱力もんだった。 | [投票] | |
アベンジャーズ(2012/米) | 精緻なフィギュアのジオラマ的ミディアムショットの安定と宮崎駿的アクション演出のキメの快感が交錯する中、旧ハリウッド籠中の凸凹コンビの応酬を軸に全うした脚本を久々に感じた。ダウニー主戦だがスカヨハ・レナーも良いとこ持ってくよ。 | [投票(2)] | |
アベンジャーズ エンドゲーム(2019/米) | サノスの言い分に一理あるし痛みを伴わぬ間引の安楽感ゆえに1時間かけての鎮魂・苦渋は大袈裟な紙芝居めく。タイトな面子が残っての望まぬ自己犠牲な顛末に向け全身全霊で物語を絞っていくところ又かの無駄弾補充で拡散し挙句は何でもぶち込む闇鍋と化した。 | [投票(3)] | |
セルラー(2004/米) | サスペンスの「サ」の字もない導入と説得性のない御都合主義的展開に辟易する。それでも中盤以降はステイサムやメイシーといった脇役者の力量がナマなヘタレ主人公をサポート。可もなく不可もないくらいには映画を押し上げた。 | [投票(1)] | |
スノーピアサー(2013/韓国=米=仏=チェコ) | ステージクリア的ゲームな段取りも重み無きCG列車もどうかと思うのだが、ポン・ジュノのアクション演出に於ける遠近や高低といった距離感把握に相変わらず痺れる。湾曲路線での銃撃戦が白眉。ラストのエド真っ青な卓袱台返しも投げ遣りでしたたか。 | [投票(3)] | |
ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密(2019/米) | 富豪の相続に纏わる西洋版『犬神』は金田一ならぬクレイグのキャラ立ちもイケてグイグイ来るのだが、それでも特筆は不意打ちの如き男の死に様美学。移民や格差という現在形問題を差し込んだ古典仕様。カオスのような諸要素が一点集約されるラストカット。 | [投票] | |
キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー(2014/米) | やっぱこのCAいうキャラはピンではきっついなあ思う。クソ真面目すぎてスカヨハ招聘の設定に何のトキメキも無い。レッドフォードも無駄使い。この70年代の闇を内包した男には役がチャチかった。ジャクソン襲撃シークェンスのねばりは買う。 | [投票(1)] | |
シビル・ウォー キャプテン・アメリカ(2016/米) | ヒーロー論は即ちに戦争論にすり替わる危うさを秘めてるなぞとお固いこと言う気もないが、結局は私怨に収束する展開になんじゃ?と思うのだ。CアメリカとWソルジャー絡みの殺陣はマーベル史上最高ランクだが、その他の新参が参戦し単なるバカ騒ぎと化した。 | [投票(3)] | |
アベンジャーズ インフィニティ・ウォー(2018/米) | 惜しげもない新陳代謝で古い血が放逐される小気味いい冷徹なマーケティング戦略。アクション演出も地球での初戦のキレは一体この先どうなるの期待を煽る。中盤も集め過ぎなキャラ群を3手に分けてのカットバックが王道の快感。ただ終盤の畳み方がどっちらけ。 | [投票(1)] |