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占部房子の映画ファンのコメント

希望の国(2012/日=英=香港) 歩く、人(2001/日) 雪子 a.k.a.(2024/日) おのぼり物語(2010/日) 金髪の草原(1999/日) しゃべれども しゃべれども(2007/日) 偶然と想像(2021/日) サユリ(2024/日) PASSION(2008/日) バッシング(2005/日) はい、泳げません(2022/日)が好きな人ファンを表示する

ぽんしゅうのコメント************

★3希望の国(2012/日=英=香港)希望と絶望が共存する。当然だ。福島で起きている現実に整理がついた者など、まだどこにもいないのだから。・・・「愛があるから大丈夫」・・・何が、どう、大丈夫なのだろう。誰にも分らない。分るのは、それを考え続けることから我々は逃れられないということ。 [review][投票(4)]
★3歩く、人(2001/日)確かに家族の、まして男どうしの意地としがらみは、お互いの立場や思いが分かるだけに厄介なもので、小林政広が描かんとすることは理解できる。ただ、その葛藤を画面の気分で感じさせようとしていながら画面を使って説明してしまうという矛盾が致命的。 [投票]
★4雪子 a.k.a.(2024/日)本音を吐き出せない教師雪子(山下リオ)にマイペースを崩さな上司(占部房子)は言う。自分で決めたことを黙々と実行し続けるほど心地良いことなない、と。100%周囲と折り合いをつけることなど所詮不可能で互いに7割位で譲り合うのが“良し”なのだろう。 [review][投票]
★3しゃべれども しゃべれども(2007/日)八千草と伊東の自然体を見よ。コミュニケーションの壁とは実は言葉の問題などではなく、プライドと言う名の自己愛が作り出した態度の問題なのだ。プライドとは、所詮は自分のための拠りどころでしかなく他人に関係あるはずがない。 [review][投票(1)]
★4偶然と想像(2021/日)現実から大胆に飛躍する脚本を、役者たちのリアルと非リアルの境界を行き来するセリフ回しで制御して、濱口竜介は巧みに「映画としてのリアル」を創りだす。三人の女性が遭遇した「偶然」に端を発した「想像」はその後も謎となって私の想像力をかきたてる。 [review][投票]
★5PASSION(2008/日)曖昧な「男と女」たちは「私」と「他者」に分断され、好意の由来は外見か性格か、選択の根拠は意思か依存か、衝動の原因は理性か混乱か、ずるさは人の良さか甘えかと、互いに問い合うことで、不可視な「迷い」が映像化されるスリリングでエキサイティングな超恋愛映画。 [review][投票(1)]
★4バッシング(2005/日)殺伐とした風景の中、どこにも身の置き場のない女(占部房子)の絶望が実に息苦しい。有子にしろ、その家族にしろ、そして匿名者達にしろ、良心の発露であるはずの誠実さが、ある瞬間に傲慢なエゴイズムに変わるという人間の弱点と限界が一瞬見えた。 [review][投票(3)]