ライオネル・バリモアの映画ファンのコメント
寒山拾得のコメント |
ラヴ・パレイド(1929/米) | 国家財政と国王の夫婦仲の改善を並行して描くルリタリアもので、王女の挙手に右往左往する内閣の滑稽も含め、作者が高いところから小馬鹿にしているげな印象が残る。製作当時は、小国を小馬鹿にするのは喜劇の常道であったのだろう。ダンスはいい。 | [投票] | |
素晴らしき哉、人生!(1946/米) | 『毒薬と老嬢』のブラックユーモアが継続されているのが嬉しい。伯父が失敗するたびに出てきてカウンターを闊歩するカラスが好きだ。 [review] | [投票(2)] | |
永遠の戦場(1936/米) | 『暁の偵察』『今日限りの命』と並ぶ第一次大戦厭戦ものの秀作。国策戦争映画好きなホークスという認識を改めさせられるし、フォークナーも流石。ジューン・ラングのリアリズム無視の美しさは欠点と云うべきだろうか。 [review] | [投票(1)] | |
キー・ラーゴ(1948/米) | 本作の美点は「フロリダをインディアンに返却せよという運動」をしたというライオネル・バリモアの死んだ息子の回想であり、先住民たちに寄りそう一家の描写だ。原作はマックスウェル・アンダーソン。 [review] | [投票(1)] | |
キートンのエキストラ(1930/米) | 映画のセットのなかでのドタバタは曰く言い難い寂しさがあり、それは明らかにこの映画が狙ったのとは正反対のものだ。 | [投票] | |
我が家の楽園(1938/米) | なんとこの80余年前の作品には、反グローバリズムのためのピースが並んでいる。 [review] | [投票(3)] | |
男性(1912/米) | 見処は小悪魔リリアン・ギッシュの誘惑。小悪魔とは百年前から、捕まるために逃げるものなのだった。そしてミゾグチを先取りするような小舟での逃避。 [review] | [投票] |