★3 | 最初の方で滅茶苦茶カメラを動かすので吃驚した。しかし工藤栄一のこの演出はもの凄い緊張感なのである。『十三人の刺客』に比べれば厚みが無いが、それでも見事な映画だ。大坂志郎が儲け役。 (ゑぎ) | [投票] |
★4 | 中盤はややもたつくが、やはり終盤の大乱闘は凄い。泥だらけ、水浸し、血まみれになりながらも敵に追いすがる里見浩太郎の熱演がいい。頼りにならない仲間が多いなか、断固たる覚悟を決める大坂志郎の悲惨さが際立つ。 (パピヨン) | [投票] |
★3 | 当時の日本映画の閉塞感を象徴する東映時代劇のスタイルを壊した工藤演出の前衛さには敬服する。脚本の緻密さと人物描写へのこだわりがもっとありさえすれば、『仁義なき戦い』よりも先に、そしてより多くを語られる作品になっていたであろう。
(ぽんしゅう) | [投票(3)] |
★5 | 革命の意志を受け継ぐ者たち。 集団における個人の埋没。東映スターシステムを打ち破った画期的な<安保>時代劇。 様式美だけでなく、殺陣シーンには手持ち撮影を導入するなど、工藤栄一の才気溢れる映像センスも凄い。 [review] (AONI) | [投票(1)] |
★3 | 人物造形が類型的なのは構わないのだが、山本麟一の破戒僧、あそこまでいっちゃうといかにも観念的すぎる。
ラスト、吉原の大立回りも長いなあ。チャンバラ好きにはいいのかも知れないけど。 (犬) | [投票] |