★3 | 何があっても自分の信義を曲げぬ男というのは良いキャラで『けんかえれじい』に通底するようにも思えるのだが、そこを取り立てて前面に出さず勿体ない。後半に至りそういった特質は後方に霞みトーンダウン。映画自体も任侠定番の惚けたものになってしまった。 (けにろん) | [投票(1)] |
★4 | 辰五郎(内田良平)の野獣性が推進力を生み、加藤泰のテンポよい展開と端正な画面へこだわりが映画の品格となった娯楽快作。桜町弘子の気っぷと色香。18歳、藤純子の幼くも大胆な純情。曾我廼家明蝶の余裕のおとぼけ。騒々しくて楽し映画でした。 (ぽんしゅう) | [投票] |
★5 | 一本気で喧嘩っ早い主人公といい、貫禄ゼロのすっとぼけた親分といい、登場キャラクターがマンガそのもので、これは脚本にクレジットされている鈴木則文の嗜好と思われるが、このクセのある人物たちを見ているだけでも充分楽しい。 [review] (太陽と戦慄) | [投票(2)] |
★4 | 冒頭、主人公の車夫・辰五郎=内田良平が桜町弘子を見染めるシーン。人力車に乗った桜町を橋の上から川へ落してしまったことで、なぜか一目惚れをしてしまう。なんという理屈を超えた展開! [review] (ゑぎ) | [投票] |