★4 | 南国の有無を言わせぬダイナミックな自然のもとで、戦争は限りなく卑小な出来事に近づいてゆく。そしてだからこそ、個のレベルにおいてのその事実は哀しく深い。 [review] (水那岐) | [投票(8)] |
★4 | 田舎町にとても郷愁を感じる俺は、本作を観て第一に「えびの高原に行ってみたい」と思った。市街地が舞台であったらたぶん観てなかったかも。戦時下に於けるミニマムで緩やかな人物活写は、やはり隔世を感じるものの何かとても大切なもののように思えた。 [review] (クワドラAS) | [投票(2)] |
★4 | 香川照之の最後の表情がいいですね。 (ぱちーの) | [投票] |
★5 | 悲劇的要素を殊更抽出することもなく、この淡々とした日常は現在の夏の日々と大差はない。違うのは目に見えぬ不安という「空気・匂い」だ。これまでの邦画でここまで「空気・匂い」を描けた作品があるだろうか。私には★がいくつあっても足りない作品になった。 (sawa:38) | [投票(3)] |
★3 | 戦争の悲惨さ、愚かさを一般市民の何気ない生活の中に、美しい景色と共に淡々と描いた、黒木和雄お得意の題材。['04.2.9MOVIX京都] [review] (直人) | [投票(1)] |
★5 | 「自分の方が生き残ってしまった」という、挺身を第一の美徳として育てられた日本人がこの戦争で抱えることになる原罪と、迫りくる終局を日常の中で迎えようとする静謐な狂気を描く。今の日本の若者に伝わるであろうか? (死ぬまでシネマ) | [投票(2)] |