★5 | やっと訪れた幸せの宴は、次の試練の呼び水。それでもきっとまた宴の時は来る。―閉じるたび風の音がするような睫毛、許しを乞う様な贖いの憂いを帯びつつ、その奥にストイックで強靭な意志を感じるアラン・ドロンの瞳。彼に見つめられたら誰でも惚れる。 [review] (muffler&silencer[消音装置]) | [投票(4)] |
★4 | イタリアの家庭の情の深さをしみじみと感じさせくれる。良く出来た弟を持つと兄は大変だ。 (マッツァ) | [投票] |
★5 | ビスコンティワールドで徹底して描かれている退廃(没落)と嫉妬、この映画でも存分に生かされている。脚本に力を注いだことがよくわかる映画。 [review] (chokobo) | [投票] |
★3 | シモーネがヘタレなのは間違いないが、それ以上にロッコの異常なまでの優しさ(というより甘さ)が全ての元凶なのでは?それが「聖人」として描かれているのがどうも…。誰も裁けない人間は、結局誰も救えない。 (リーダー) | [投票(1)] |
★3 | 聖人然としたロッコがシモーネと同程度に「最低」に見えるのも、善悪美醜様々な人間の縮図としての一家に於いて、一人の行動もまた、一家の内部で循環し一つの宿命へと集束するからだ。楽園としての故郷を後にした一家の罪と罰。 [review] (煽尼采) | [投票] |