★3 | 記念すべき山田洋次デビュー作も、とらやの人々のようなふっきれた登場人物が居ないと中々希望を見つけられない。何とか良心の交流を保てた事は、その後の山田の作品群を思えば本当に幸いな出来事であった。☆3.7点。 (死ぬまでシネマ) | [投票] |
★4 | リアルな生活感のしっかりとした描き込みがあるからこそ、二階を占拠する者たちの違和が生むサスペンス感や、部長や警官や母親と兄弟の身勝手さとユーモアが、いかにも我が身に起こりそうな日常性を獲得している。野村芳太郎と山田の絶妙な小品。 (ぽんしゅう) | [投票(1)] |
★3 | コメディーではあるものの当時の生活感がふんだんに随所に見られ、見方を考えればシリアスものとしても通用する社会風刺映画でもある。 [review] (セント) | [投票(1)] |
★3 | マイホームを持つことが最大の目標だったサラリーマン時代の人生の機微を短時間に凝縮させた作品。 (RED DANCER) | [投票] |
★3 | 今更のようだが、山田洋次はやはり喜劇作家ではない。ペーソスの作家だ。この作品の場合その側面が成功せず、どうにも後味が悪いものになりかけていたのだが、最後の最後にきて救われた。池田正義のテーマ曲はじんわりと温かくて良し。 (水那岐) | [投票] |