★3 | 赤線廃止二年前の騒然とした空気を捉えた意義深い群像劇であることは確かだが成沢昌茂の脚本はおセンチに過ぎ踏み込み不足で誉めようがない。女優では若尾文子の圧勝。他が悪いのではなく彼女が素晴らし過ぎるのです。 [review] (町田) | [投票(2)] |
★4 | 横浜シネマ・ジャックにて(映画の内容関係ないです。)→ [review] (picolax) | [投票(5)] |
★5 | どのエピソードを切り取ってもシビアで、甘さのかけらもない映画。これが遺作というのは、畏敬の念を抱くほど凄いです。 (太陽と戦慄) | [投票(2)] |
★4 | ラストには唖然。そして三益愛子が圧巻。
(直人) | [投票] |
★4 | 冷たく醒めきった画面は、しかし触れれば火傷をする。もはや笑うしかない出来事ばかりが繰り広げられるが、その笑いはいつしか引き攣り、やがて声を失った自分に気づくだろう。溝口健二は最期まで引き裂かれた映画を撮り続けた。 [review] (3819695) | [投票(2)] |
★5 | 多様な夜の女たちの生態を、厳しいセリフを織り交ぜて綴られる群像劇。古風で柔らかな三益愛子、優しさ故に、翻弄される二人の美神(ミューズ)京マチ子/木暮実千代たち、そして痺れる程の現実主義者若尾文子。それぞれの人物像に立体性があり、人間の実相に迫っている。不可思議な香りもするテルミン風味満載(音楽黛敏郎)の運命交響楽。稀代のリアリスト溝口健二が、遺作にして始めて描いた抽象絵画。 [review] (いくけん) | [投票(9)] |