三原光尋の映画ファンのコメント
おかあさん(1952/日) |
うーん、昔の話と思ってはいけないんですよね。何かあの時代の庶民の小さな生活が一部始終見えますね。ちょっと、そう、作文集が原作めいたところも強いですが、 [review] (セント) | [投票] | |
戦後の復興期の渦中にあって、平凡なクリーニング屋の家庭は流転し続けてゆく。その中で、一人不動の姿勢をとり、よろけながらも頑健に立ちはだかる女。田中絹代は昭和の母を全身を持って体現した。若き日の香川京子も愛らしい。 [review] (水那岐) | [投票(2)] | |
ほのぼのかと思ったら、以外とほのぼのだけでも無い映画。香川京子のカワイさにビックリ! ['03.3.13高槻松竹セントラル] (直人) | [投票(1)] | |
病で臥せる夫の思い出話を感情を押し殺し聞く絹代がその後屋外に出て泣き崩れる。ミディアムで寄らない成瀬は冷徹にフェイドアウトする。総じて次世代のエピソードは希望に彩られ親の世代は終焉に向かって閉じていく。このニヒリスティックな人生観。 (けにろん) | [投票(2)] |