★3 | ジャンル的に振舞うことにはそれなりの効用があって、たとえばこれは怪獣物のふりをすることで、展開される恋愛譚が実際に施された演出以上に繊細に見える。そう思えばホイットニー・エイブルにはキャメロン・ディアスの面影が認められる。スクート・マクネイリーは脂の抜けたジャック・ニコルソンだが。 (3819695) | [投票(2)] |
★4 | 地球外生命体としての造形・鳴き声・暴れっぷりという観点ではダサダサ。だが、主人公二人のロードムービーという意外とも言える焦点の当て方が、隔離地帯のなかで徐々に違和感なく照らされていく。モンスターの影響により荒廃した数々の映し出される民家や人々。この混沌としたロケーションが見事。まあ、ラストも苦笑いしつつ拍手。 (クワドラAS) | [投票(3)] |
★4 | モンスターの造形は遊園地の着ぐるみレベルだし、この終わり方は気にいらない。しかし、怪獣どもに侵食され、壊れていく世界には本物のSFの香りがする。 [review] (シーチキン) | [投票(4)] |
★4 | 主題的深まりを欠くが、SFにかこつけて提示されるドキュメンタリー的画には神々しさ。残骸の並ぶ地表、遠くを飛び去る戦闘機。空爆の時代と「壁」の向こうのアメリカが不意に地続きとなる。日常へと連れ戻すあっけない終幕もその意味では巧み。(2012.1.30) (HW) | [投票(5)] |
★4 | 設定はSFだが、実際は、最近の低予算によくありがちな主観風撮影のロードムービー。しかし、この映画には、愛とアメリカへのアイロニーが込められていた…。 [review] (ベルガル) | [投票(2)] |