★5 | 話のあらすじは観る前から結末までわかりきっている。だが、役者の演技力が秀でており最後まで飽きることなく観ることができた。繋がっていない公衆電話で家族に話しかけるシーン。もう悲哀感がパない。貧乏が極限に達する辺りはもう正視できないくらい。丁寧に作られた成功譚。本作の評価の大部分は菅野美穂の演技に因る。 [review] (IN4MATION) | [投票] |
★4 | 中村義洋じゃなかったら絶対観に行かない題材だったんだが、観てよかった。過剰過ぎない誠実な映画。 [review] (ペペロンチーノ) | [投票] |
★4 | 予告編で躓いた映画だったが、大好きな中村義洋監督作品、見なければと強い気持ちで見る。映画の方はぜーん然予告編と違い、素直なやはり中村らしい人間が好きでたまらないといった映画であった。 [review] (セント) | [投票] |
★3 | 中村義洋の農業残酷物語。前人未到の難事業に打ち込んで地獄を見るに至る阿部サダヲの心性を賭博師や開拓者ではなく合理主義者のそれとして拵えたところ、却って業の深さが顕わとなるあたりに妙味がある。無口で威厳過剰の山崎努は全発言を名台詞にする気かしら。菅野美穂さんにはお慕い申し上げておく。 (3819695) | [投票(1)] |
★3 | 栽培実験の推進力は主人公の「性格」に依拠しており、さらに家族全員がその無謀に加担するのだから、一家に対しての批判も同情も成立しない。つまり中村義洋は客を泣かそうなどと思っていないのだ。曖昧な「感情」ではなく「納得」に収斂する理系感動物語。 (ぽんしゅう) | [投票(1)] |