★3 | 長谷川博己の神憑りな映画愛にはある種の感銘を覚えるものの、その向かう先が原菜乃華への少女愛ではどうにも貧しいし、今更やくざ出入りを地獄と云われてもそれがどうしたとしか思われず、深作のブラック・ユーモアの足元にも及ばない。 (寒山拾得) | [投票] |
★4 | 残虐で悪ふざけをするための強引な設定は、ちょっと間違えば破綻を免れなかったと思うが、綱渡りのような絶妙なバランスでうまく嘘をつききった。キーパーソンは友近と星野源。 [review] (おーい粗茶) | [投票(5)] |
★4 | ジョン・ウォーターズが『セシル・B ザ・シネマ・ウォーズ』でインディーズ魂やカルトムービー愛を炸裂させたが、我が日本にも園子温がいる! [review] (TM(H19.1加入)) | [投票] |
★4 | 自己愛に塗れた耐え難いテーマで、設定も後付け丸出しだ。園子温が10年前に撮ってたら臭くて見れなかったろうが、20年前の『自転車吐息』の初々しさを強引に俎上に乗せ『熱帯魚』な東映イズムで料理した。なら、尚更に安易なCG血糊は興ざめだった。 (けにろん) | [投票(3)] |
★5 | リアリズムがファンタジーにより惨殺され、更なるファンタジーにより異化され、粛清させられる「楽しい地獄」。星野源(孤高の弱者のフリ!)の軽快な主題歌に乗り飛び交う生首には、涙すら禁じ得ない映画天国の再生が垣間見える。國村、友近、二階堂、堤が血達磨と化して見栄を切るなか、独善に哄笑する映画馬鹿の突き抜けた黒さも愛しい。 (水那岐) | [投票(5)] |