★5 | 虚仮の一心を描き続けて四半世紀、チャン・イーモウはついに超然とした世界を物した。見事な老境の作品。 [review] (寒山拾得) | [投票(1)] |
★4 | チャン・イーモウの『かくも長き不在』。『初恋のきた道』のアンサーソングにも思える。ソングじゃねーけどな。 [review] (ペペロンチーノ) | [投票(2)] |
★5 | 武侠映画を経由した藝謀が到達した序盤の編集ダイナミズム。駅でのクライマックスで一瞬の邂逅が劇的に刻印される。その余熱を引きずりつつ積み重ねる残りの月日が冷めゆく追憶の無為な消費に終わったとしてもいい。永遠の一瞬にこそ意味があるのだから。 (けにろん) | [投票(1)] |
★4 | 忘れてしまいたいことと、忘れられないこと。葛藤の末、妻の時間は止まり、夫はカタチを失くしたのだ。残ったのは純化された愛のようなもの。夫も娘も、妻とともに待ち続ける。三人はいったい何を待っているのだろう。あの橋の向こうから何が来るというのだろう。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(1)] |
★4 | 悲しい話である。むごい話である。文化大革命の10年は人々にとってはむしろ戦争ではなかったのか。歴史が人間に対して与える試練は一人一人の個人生活を牢獄にしてしまうこともある。 [review] (セント) | [投票(2)] |