★4 | 新しい革袋に古酒を入れた、いや古い革袋に新酒を入れた、か?よく分からないが、笑えるシーンは色々な小技、ずっこけ音楽と日本喜劇の伝統そのものだ。これを描けるのは、もう山田くらいか?シリーズ化であと2、3本見たいが、山田85歳(31年生)大丈夫だろうか。 (KEI) | [投票(1)] |
★4 | かねてより寅屋のコラボ再現を夢想してた山田が尺に合う面子に巡り合ったということで倍賞の後継として夏川も完全に趣味に合う。老妻の反乱は未遂に終わっても犬の欠伸で済む話。若作りな色気を排した世界では稔侍のベタギャグも心地いい。 (けにろん) | [投票(1)] |
★4 | 題材は現代的だが、昭和の香りいっぱいのまさに家族ドラマすなわちホームドラマであります。徹底的に脚本を練り込んだ山田の完璧な映画追及。山田にしては珍しく全く隙がない。東京物語を信望する山田のホームドラマとしての真骨頂そしてその達成感。その思念が俳優陣に届く。 (セント) | [投票] |
★3 | 「さあ、今から笑うぞ」という心構えが肝心。保守主義とは市民に努力を求めるもので、この昭和印の喜劇も観客の「笑い」への積極的な参加を要求する。それさえ了解できれば、あとは山田ブランドに疑問をはさまず伝統芸に身をゆだねるのが、本作の正しい鑑賞法。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(6)] |