★3 | 登場人物たちの行動がよく分からない。初めて会って間もない人間を家に泊めたり、弁当作ったるとか言ったり、女子が一人で警戒もせず会いにいくか?原作通りだから仕方ないのかな…いまいち乗り切れない部分が多く、鑑賞中は歯に何がはさまってて取れないような感覚でした。愛する人が殺人犯かもしれないという疑念と信頼の狭間で揺れる人間模様を描きたいなら、犯人探しのミステリー部分は逆に余計な気がした。 70/100 (たろ) | [投票(1)] |
★4 | ミスリード職人吉田修一に生真面目に正面突破で立ち向かう演出の剛直と凡庸な内実をギリシャ悲劇めいた大上段からのドハッタリで崇高にまで高めてしまう思い入れ。だが、それを不快に思わないのは社会から弧絶した多くの人々への真摯な共感があるからだ。 (けにろん) | [投票(1)] |
★4 | うーん、2時間20分の長尺は持ち応えた。ある意味娯楽作でもあり、十分楽しめる。特に、これだけの俳優のオンパレードは見ているだけで得難いものがあり、貴重だ。 [review] (セント) | [投票(3)] |
★4 | 怯えた目をした男は「信じてくれてありがとう」とはにかむ。伏し目がちな男は「信用されて嬉しいです」と伝言を托す。世間の上辺を彷徨う男は「俺を信じようとする奴がすぐに分かる」と挑発する。そして、裏切られた者の怒りは心の底深く内向し、ときに爆発する。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(2)] |
★2 | だいたい人を簡単に殺し過ぎるし、どいつもメエメエ泣き過ぎる。感性の鈍麻した通俗として『悪人』といい勝負。ベトつく音楽が輪をかけて辛気臭く、ATGも真っ青の湿気多量で生理的に駄目。 (寒山拾得) | [投票(1)] |