マルセル・ボズフィの映画ファンのコメント
血槍富士(1955/日) |
ラストの20分までは、通常のロードムービー。お侍が下々の暮らしもいいなあと思ったところから、お侍の否内田のパッションが爆発する。それからはもう見事というしかない。お手盛りのテクもリズムもみんな捨てて、内田は怒涛の荒れ野に驀進する、、。 (セント) | [投票] | |
振った不穏を逸らしていく展開は錯綜する登場人物たちの心根の善性がユーモアを交え点描される中に埋没する。しかし理想郷とも言える平穏世界の成立の下に不穏は隠れていた。急転直下に立ち現れたそれは理想郷を木っ端微塵に打ち砕く。凄まじいペシミズムだ。 (けにろん) | [投票(1)] | |
後にアクション一辺倒になっていく東映の少し前の時代の時代劇として面白く観られる。 [review] (甘崎庵) | [投票] |