★4 | 裸の島に水で織った草木の服を着せる行為が、延々と淡々と続くのだが、その行為が戦後復興の人々の姿そのものだったのだろう。焼け野原になった日本という島が裸の島なんだと、感情を示す「叫び」しか持たない無言の登場人物を見て痛感した。 [review] (ジャイアント白田) | [投票(2)] |
★5 | 豊な暮らし、楽しい暮らし、自由な暮らし。そんな美辞を剥ぎ取ってしまえば“暮らす”とは、日々を生きること。生きるということは、最期に向かって一歩一歩進むこと。ただ黙々と・・・。虚飾を廃した営みのなんと力強く美しいこと。 (ぽんしゅう) | [投票(4)] |
★3 | 10代の頃は、この映画の急な坂と過酷な労働と無言のハッタリにねじ伏せられていた。しかしこの一家はまるで働きアリだ。昆虫だ。気に入らねえ。あと同じ音楽を流しすぎだ。それしかないんか… (ペンクロフ) | [投票] |
★5 | 映画の原点に帰る作品。台詞はなくとも溢れてくる言霊がそこにはある。 [review] (RED DANCER) | [投票(1)] |
★3 | 実験作なのだから、これはどう捉えたらいいのか難しい。睡眠を十分とってから観てほしい。どっしりとした構えで。ただ、まとめ方がいつもの新藤パターンの代表格でひねりがなかった。「ああ、またか」ってね。 (氷野晴郎) | [投票] |