★3 | モラトリアムな主人公が戦争を内在化する過程が多分に形骸的で、低予算を逆手に取りシュールを模索する狭間で居所を見出せていない。ブラックジョークに成り切れていない据わり処の悪さ。哀しくも喜八の怨念は骸のように風化していく。 (けにろん) | [投票(1)] |
★4 | ひとりの気弱なネズミ男が、「死に甲斐」を求めて彷徨するということ。ネズミは可愛い「ウサギ」を抱いて、やっとオレは死ねる、と確信する。…これは砂浜と海に展開されるチープ極まりない悲喜劇だ。本当のものは何でデタラメなのは何か、知っているのはお天道様だけだ。 [review] (水那岐) | [投票(2)] |
★5 | 「アイツ」が「でっかい」のはモノばかりではない。真に守るべきものを持つ「でっかさ」があるのだ。それは愛国の精神に繋がるのだが、国粋的プロパガンダとは無縁。どちらかと言えば追憶にも似た哀しさ。悲しさと可笑しさの表裏一体。 [review] (マッツァ) | [投票(2)] |
★5 | 何かに反抗するわけではなく、いたって従順。かといって諦観するでもない。ニヒリスト、合理主義者とも少し違う・・・こんな男がいちばん強くて怖い。 (ぽんしゅう) | [投票(5)] |
★4 | 何この不条理戦争映画は!?と思いながら見たが、そもそも戦争そのものが不条理なのだからこの描き方で正しいのかも。
(TOMIMORI) | [投票] |