★5 | 「社会派エンターテイメント大作」とあったが、その名に恥じぬ仕上がりである。 [review] (シーチキン) | [投票(1)] |
★5 | 政治、お金、強欲の3Pにフィニッシュは永遠に訪れず、共食いと馴れ合いによる共生がエンドレスに続くことをリアルに描いた山本薩夫の十八番、反体制節が心地よい。作品自体は3時間なのに、その時間は人を曳航し、今の世界に辿り着かせる構成は最高に面白い。 [review] (ジャイアント白田) | [投票(2)] |
★3 | 原作を読んでみたくさせるには充分な作品。もっと緻密なプロットで読んでみたい。それにしても濃い作品だったなあ。 [review] (甘崎庵) | [投票] |
★4 | 佐分利信がかもし出す本能的で強引な覇権欲と、極めて私的な怨念が入り混じったグロテスクさは圧巻で、政官財界を支配するのは、実は「恨み」なのではないかとすら思えてくる。いささかテレビ的な作りが、かえって話しの牽引力になっているのも計算のうちか。 (ぽんしゅう) | [投票(1)] |
★3 | 京マチ子、佐分利信、月丘夢路の3Pって・・・。公開していいのか!? (直人) | [投票(3)] |
★4 | 大時代な紙芝居たることを自己認識しつつも軽重数多の役者陣を自在に操って紡ぎ上げた文字通りのピカレスク。山本の作劇は闊達そのもで、冷静に考えたら馬鹿らしいと思うだろう隙を時代認識の先鋭さで覆い一瞬たりとも間断させない。素晴らしい。 (けにろん) | [投票(3)] |
★4 | 社会派ドラマとしても人間ドラマとしても文句なし。「阪神特殊鋼」を「はんしゅんとくしゅこう」と言っても訂正させられないのを見るだけでも、いかに佐分利がこの映画を支配していたかがよくわかる。二谷英明の清潔感も佐分利の風格に負けてない。 [review] (TOMIMORI) | [投票(1)] |