★3 | ショットの冴えは随所にありノッてる感はある。どこという欠点も無いが佐藤允はワン・オブ・ゼムになり群像劇はダラダラしていて焦点が絞り切れてない。どうでもいいような軍旗奪還を骨子に置いたせいでゲーム化した流れからは差し迫る真情は抜け落ちる。 (けにろん) | [投票(1)] |
★5 | フランキーの八路軍将校が泣かせる。敵にも好人物がおり、味方にも唾棄すべき俗物がいる。だからそこにドラマが生まれる。この当然の事実は同じ土を踏んだ兵隊同士にしか判らない。…それゆえ、戦争をシリアスにしか描けない臆病な日本映画界において、喜八は戦争喜劇の第一人者として記憶されてしまった。 [review] (水那岐) | [投票(6)] |
★4 | 続編かと思ってたら全然違って驚いたが、前作以上に能天気。そして前作以上にアホな男気に溢れてる。こんなに粋な戦争映画滅多にあるもんじゃない。 (マッツァ) | [投票(1)] |
★4 | 戦時中子供だった男の子の夢想。「のらくろ」等に代表されるほのぼの戦争漫画を見たよう。加山雄三は若大将ものより断然こっちの方が良い。フランキー堺は役得。佐藤充は前作の方が魅力的であったが、全体的なエネルギーはこっちが上、面白い。 (トシ) | [投票(2)] |
★4 | 誰が敵やら味方やら、何が良いやら悪いやら、全て混沌とさせてしまい軍旗奪還という不毛な命令を滑稽さの象徴に仕立て上げてしまう岡本喜八のアイロニー。かつて邦画には戦場舞台にした、こんなアクション映画やコメディ映画がたくさんあった。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(6)] |