★4 | 本来なら人知の理解を超える話しが、あっけないほどの解りやすさと説得力を持って語られる。登場人物の宗教観が類型的に分類されてしまう一歩手前で、各人の個性や生活感と合理的に合致して説話的リアルを獲得しているからだ。単調に見えて精緻なドライヤー演出。 (ぽんしゅう) | [投票(1)] |
★5 | 静謐な、まるでムンクを思わせるようなある村の敬虔な人々の話。信仰という究極の問題を白黒の動きの少ない映像に詰め込んだ。神とは人を創り人を捨てる。それに、ちょっと意地悪だ。このラストは無信仰の僕でも感動を覚えた。世界史に残る映像です。 (セント) | [投票] |
★3 | オプティミストのベルイマン的なものを想像していただけに真っ先に手法に対する疑念を感じ終始それを拭うことは叶わなかった。執拗なまでの移動を組み合わせたパンニングの多用は強固な意志を欠落させ曖昧な空気を提示するにとどまる。 (けにろん) | [投票(1)] |
★5 | 無音が支配する真空地帯でキリスト教の本質が顕現し、ふたつの奇跡が重ね合わされる。★6クラス。 [review] (寒山拾得) | [投票(2)] |
★4 | 信じる者は救われる。けれどその「信じる」という行為の難しさを、悲しいかな人はオトナになるにつれ実感せざるえない。しかもそれが曖昧模糊としたもの(いわゆる非科学的なこと)や否定したいことについてであるならなおさらだ。 [review] (tredair) | [投票(1)] |
★5 | 白黒映像の最高傑作という賛辞が、この映画に関しては決して言い過ぎにならない。光と影の微妙な溶け合いの美しさに、我を忘れて画面に引き込まれていった。 (くたー) | [投票(6)] |