★4 | 前半は軍隊を舞台に笑えるものの、こーゆー人も居たのかなぁ、と戦争や差別について考えさせられる。後半は渥美清にとっては後の「寅さん」のキャラの原型が垣間見られる(監督は違うけど)。渥美、長門裕之、西村晃、加藤嘉、桂小金治など男優陣がいずれも好演だが、女優では左幸子が光ってる。['04.4.13VIDEO] (直人) | [投票(1)] |
★5 | 山ショウ(渥美清)は、ただその時代に生まれ、彼なりの生涯を過ごしただけなのだ。そこには貧困や差別、そして軍隊があたり前のようにあっただけなのだ。そんな国、今だっていくらでもある。我々だって、ほんの少し生まれるのが遅かっただけなのだ。
(ぽんしゅう) | [投票(6)] |
★5 | 粗野な中に暖かさを感じさせる演技は渥美清の独壇場ですが、すでに後年の『男はつらいよ』の車寅次郎の片鱗がうかがえ、これがやっぱり一番しっくりきます。 [review] (甘崎庵) | [投票(2)] |
★5 | 監督の渇いた視点が終盤観客を涙させる。何度観ても切なく心に残る。渥美清、ある意味、こんなにも味のある役者を一作のシリーズだけに集約させてしまった邦画界の罪は大きい。それくらい彼は我々の笑いも泣きも自然に引っ張り出してくれる稀有な俳優だったと思う。 (tkcrows) | [投票(6)] |
★4 | 出会っては別れ、また出会っては別れ。そして最期がやってくる。友人との別れは案外こんなものかも知れない。渥美清の屈託のない笑顔を前にしては、オツムは足りないが純粋な心を持った奴なんて疑わしいという思いも吹き飛ぶ。 (マッツァ) | [投票] |