歌麿をめぐる五人の女(1946/日)ファンのコメント
歌麿をめぐる五人の女(1946/日)が好きな人 | ファンを表示する |
どぶ(1954/日) |
乙羽信子を観るべき作品で、加工された人情長屋のなか、日本のジュリエッタ・マシーナが本領発揮。こういう作品を観ると、70年代のアングラ劇が焼き直しに思えてくる。 [review] (寒山拾得) | [投票(1)] | |
乙羽信子演じるツルが圧巻。よだれを垂らし、手を叩いて笑い転げ、パンパンまでやって恩ある男たちに尽くそうとする子供のような女を熱演している。しかし、子供たちだけは彼女の偉さを知っているというようなあざとい演出や、最後の「いかにも」な泣かせの描写はいただけなかった。乙羽の演技で相殺してお釣りはくるのだが…。 [review] (水那岐) | [投票(1)] | |
「どぶ」は始めから汚れきっていたわけではない。かつて澄みきっていたはずの水は、その寛容さゆえに人為によっていつしか腐臭を放ち、人びとはその薄汚れたさまを他人ごとのように傍観し忌み嫌い、そして遠ざけるのだ。「どぶ」を生む張本人が我々である。 [review] (ぽんしゅう) | [投票] |