小島聖の映画ファンのコメント
ぽんしゅうのコメント |
恋の門(2004/日) | 昨今、韓国で異常増殖の今風守旧派ラブ・コメを、せせら笑いつつ颯爽と超えるラブ・コミ(ュニケーション)映画。門(松田龍平)と毬藻田(松尾スズキ)のアナクロ的閉じこもりを挑発する恋乃(酒井若菜)の無自覚な閉鎖性に、今という時代を感じる。 | [投票] | |
赤い橋の下のぬるい水(2001/日) | ちんぽが硬いうちに全てをやり尽くしてしまったわけでもあるまいに、今村昌平の性描写が淡白(激しいからみがないという意味ではない)で消化不良。水を失ったものの象徴と見る宮崎駿の『千と千尋の神隠し』よりは、こちらの水を産む女の方が好きだが。 | [投票(2)] | |
うつつ(2002/日) | 虚を実に見せ、実を虚に見せ、と思いきや・・・という嘘と誠のバランステクニックがためされる難しい題材。案の定、当摩寿史監督の手法は画一的でどこか古臭く、そしてくどい。残念ながら野暮ったいテレビドラマの域を出ず。 | [投票(1)] | |
HYSTERIC(2000/日) | 20世紀末に燻り蠢く日本の『Bonnie and Clyde』は、「明日」どころか「感情」すらなくし痛々しいまでに無残な姿をさらしている。何の根拠もない智影(千原浩史)の空疎な自信と、未来に何も見出せない真美(小島聖)の閉た生は日本の90年代そのものだ。 | [投票(1)] | |
MONDAY(1999/日) | 『タクシードライバー』から23年。1999年に現れたトラビスは、もう意思など持たない。自らの運命線を笑い飛ばし、酔いの中を彷徨うだけ。 | [投票(1)] |