池田敏春の映画ファンのコメント
寒山拾得のコメント |
人魚伝説(1984/日) | 優れた細部が映画を駆動させ続け、その度に映画が再発見されている。 [review] | [投票(6)] | |
湯殿山麓呪い村(1984/日) | 絶対擁護の覚悟で観たが見事陥落。 [review] | [投票(1)] | |
秋深き(2008/日) | 「治ったらどうしますの」の台詞一発で決まる。他者が介在するとき、常識は吹き飛ばされるためにある。ぐうたら学生の日文卒論の定番である織田作「競馬」の丁寧な現代劇への翻案。夜の北新地の告白や夕焼の色合いなど、映画らしい質感も素晴らしい。 | [投票] | |
天使のはらわた 赤い淫画(1981/日) | 鑑賞後、炬燵になりたいと呟く貧乏学生の風采は本作の阿部雅彦に似てしまう。これはもう、必ずそうなるのだった。 [review] | [投票] | |
ハサミ男(2004/日) | 序中盤の浮遊感が素晴らしく麻生久美子好演、雨中の斎藤歩との乱闘におけるジャンプカットなど秀逸だ。阿部寛の扱いは酷いが大した瑕疵じゃない。この平均点の低さには泣かされる。池田敏春もまた呪われた作家だった。 [review] | [投票(1)] | |
魔性の香り(1985/日) | なまじっか有名な石井隆の詰まらぬホンを持て余し、なまじっか有名な天地真理の映画にしようと頑張ったが限界があった、というとことなんだろう。秀作多数の結城昌治原作映画のなかでいかにも低調。 [review] | [投票] | |
ひと夏の体験 青い珊瑚礁(1981/日) | 藤枝静男「欣求浄土」が想起させられる素敵な倒錯世界。五角関係とは記録的。 [review] | [投票] |