シャルロットとジュール (1958/仏)
Charlotte et son Jules
Charlotte and Her Boyfriend
あらすじ | 突然、ジュール(ジャン・ポール・ベルモンド)のアパートに、一緒に暮らしていた元恋人のシャルロット(アンヌ・コレット)が現われた。シャルロットは、他にボーイフレンド(ジェラール・ブラン)をつくりジュールの前から姿をくらましていたのだ。男に捨てられて戻ってきたに違いないと思い込んだジュールは、シャルロットの軽率さを責めて非難の言葉をを浴びせ続けるのだが、実は彼女への未練がたっぷりで哀願に聴こえなくもない。そんなジュールの狼狽ぶりなど意に介さずシャルロットは、にこにこ、ひらひらと華麗に部屋のなかを舞うのでした。ジャン・コクトーに捧げられたゴダール初期の短編。(14分/モノクロ/スタンダード) (ぽんしゅう) | [投票] |
★4 | 絶え間なく繰り出される男の「未練と虚栄」のジャブを、女は軽快なステップを踏みながら「したたかさと軽やかさ」でかわし続ける。狭い部屋で繰り広げられる「言葉(エモーション)」対「行動(アクション)」の、切実で、滑稽で、愛らしい痴話コメディ。
(ぽんしゅう) | [投票(1)] |
★3 | 音の使い方、女優の動き、ベルモンドの饒舌な台詞、なんというか初期ゴダールの典型みたいな作品。 (赤い戦車) | [投票(1)] |
★3 | これって字幕を追っていってはいけない映画だったのね。男の台詞よりもヒロインの一挙手一投足をひたすら眺めて楽しむべきだったのかと、終わりがけになって気がついた。 (シーチキン) | [投票(1)] |
★3 | 結局、そんなことならさっさと済ませて失せやがれということなのだが、弄ぶかのようなシャルロットのお茶目さの執拗な過剰感は見てて不快ではない。男の未練や強がりと親和し呼応してるからだろう。ラストの決めはベルモンドでしか様にならない粋。 (けにろん) | [投票(1)] |
★3 | ジャン=ポール・ベルモンドの途切れぬマシンガン・トークのためもあるのだろうが、それにしてもこの一見でたらめなコンテが生み出す連続感はなんだろう。サウンドトラックの構築の仕方によるものだろうか。無酸素運動のように一気に駆け抜ける短篇。このアンヌ・コレットはちょっと『道』のジュリエッタ・マシーナみたい。 (3819695) | [投票(1)] |
★3 | 正直、ゴチャゴチャネチネチとうるさい印象しか・・・。こういうオチはとても良いけれど、もっと短くてもいいんじゃないかなぁと思ってしまう。 (HW) | [投票] |
5点 | 0人 | |
4点 | 3人 | *** |
3点 | 6人 | ****** |
2点 | 0人 | |
1点 | 0人 | |
計 | 9人 | 平均 ★3.3(* = 1) |
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